現代音楽と現代美術にいたる歴史 北原惇 花伝社 |

北原惇 現代音楽と現代美術にいたる歴史 動物学と脳科学から見た芸術論
花伝社発行 発売共栄書房 平成11年3月23日 232頁 2000円
バーネット・ニューマンに『コペナント』と題されたものがある。
絵には赤い絨毯の上に細い2本の平行線が描かれ、一本は茶色、もう一本は黄色、平行な2本の線が契約を意味するのかも知れないが説得力に欠ける。
『朝』と題されたアグネス・マーティンの絵がある
水平線と平行線からなりグラフ用紙のようにみえる。
一体グラフ用紙と朝の間に何の関係があるのであろうか。
まったく不可解である。
デミアン・ハーストは『フォー・ザ・ラブ・オブ・ゴッド』を展示した。
プラチナの頭蓋骨を模したもので8601個のダイアモンドで飾られている。
題名と一体何の関係があるのか。(131)
第7章 現代芸術にいたるまでの歴史
現代美術に関する見解はそのとうり。
連想もいい。
但、クラシック音楽につきての選音はここでは触れない。
稿を改めて論ずる
通例『レコード・コレクターズ』らを幾漠か並ぶる
あきたらないマニアは、SP盤、カセット・CD限定海賊盤、
論組み合わせは場合によりて、蝋管、オルゴール盤の
盤面指定を示唆するものである。
その絵文がないということは、コレクター、マニアレベルには
趣は達してはおられないとも判断されうる。
悪くとらないで欲しい批判でなく他意はない。
目次
1 霊長類の動物としての人間(刺激探求行動
操作動機
三層の脳)
2 芸術の生物学的考察(三層の脳から見た西洋文明の歴史
生物としての人間観にもとづいた芸術論
基準と逸脱)
3 現代芸術の問題点(現代芸術にいたるまでの歴史
音楽史に見られる三層の脳
現在の芸術界
退行した結果としての現代芸術)
http://opac.ndl.go.jp/recordid/000010065610/jpn
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/4431065.html
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763405411/
http://kadensha.net/KandenshaSite/shinkan/shinkan_09/200903gendaiongaku.html