都新聞史 土方正巳 日本図書センター |

土方正巳 都新聞史 日本図書センター
平成3年11月25日 536+19頁 12000円
(明治21年)
『みやこ新聞』改題第一号は11月1日に出るはずだったが手間取り、16日に発行された。
『みやこ新聞』初刊は『今日新聞』から通して1163号、
誌面は縦49㎝、横36㎝の6頁立てで、
1頁は5段組で1段46行、1行23字詰めである。
定価は1部売り1銭5厘、1ヶ月前金30銭、基準広告料は1行10銭。
広告料金は時事、報知、読売3紙と肩を並べる金額だった。(47)
文藝、芸能記事に特徴がある都新聞の通史。
所収されている都新聞最終号の昭和17年9月30日付けの
別辞がかなしいね。
新聞統制なんざムダな亊しやがって、
ホントにヴァカで頭の悪い軍官僚である。
内務省の警保局・特高が、革新アカ軍人をまとめて成敗する
ド根性がないから、負けちまったんだよ。
たかが数百人のアカ佐官を処刑できもしないで、
特高も治安維持もないわ。
官僚制としての日本陸軍 北岡伸一 筑摩書房
ドエリートの内務官にとりては軍人処刑とは、
崇高なる義務で、責務で、使命で、当然の事である。
それが国家の安寧秩序であろう。
特高魂
特高精神
崇高なる特高魂
わるいアカを沢山やっつけてくれてありがとう
特高 の検索結果
歴史はそれを学ぶものが一人残らず、復讐と救国の思ひに燃え立つように書かれねばならぬ
思想警察通論 特高の中心思想となっているものは、資本主義と自由主義の思想である!!!
特高警察体制史 荻野富士夫 せきた書房
日本精神の現代的効用 緋田工講演 日本精神は民生の幸福が躍進的に伸展してゆくやうな効果を果す
「特高」経験者として伝えたいこと 井形正寿 新日本出版社 岸と東条は同格
ある警察官の記録 大橋秀雄 みすず 特高は甘やかしすぎる!
警視庁 朝日警視庁担当記者団 特高精神は愛国精神!!!
警視庁史 大正編 警視庁史編さん委員会
警視庁史 昭和前編 警視庁史編さん委員会
心術涵養録 岩田重義 警眼社
警察消防職員録 大阪府警察官吏遺家族救護会
上級警察実務教程 ペンシルヴェニヤ 丸山好雄編
検察官生活の回顧 木内曽益
ひとすじの道 安倍源基 新日本協議会
国家主義運動の概要 内務省警保局編 国家社会主義を以て最悪のファッショなり
日本文化 第八冊 近代戦と思想宣伝戦 日本文化協会
明治初年の自治体警察 番人制度 東京都発行
八丈島警察署五十年史 警視庁八丈島警察署
満州国警察外史 幕内満雄 三一書房
国際犯罪と戦う インターポール警察局長体験記 川田晃 サイマル出版会
米国の警察 上野治男 良書普及会
さいたま世相史 明治の埼玉警察史話 篠原孝 さきたま出版会 請願巡査制度
内務省史 大霞会 内務省は軍人の処刑が仕事!
話せばわかる 犬養毅とその時代 山陽新聞社 銃神の護り!!!
五・一五事件陸海軍大公判記 木堂忌
新宰相斎藤実 護憲の神犬養毅 軍事教育社
景気か不景気か 犬養毅 誠文堂 木堂忌
清明第1巻第5号 犬養先生は日蓮門下の忘るるを得ざる人である
社会大衆党の革新政綱 5・15事件を国民の不信とウソをつく社会党
骰は投ぜられたり 各政党の第一声 刀禰館正雄編 朝日
昭和帝国の暗殺政治 ヒュー・バイアス 刀水書房 山県はそんなおどしに屈するような男ではない!!!
超国家主義の心理と行動 リチャード・ストーリィ 日本経済評論社
検察官生活の回顧 木内曽益
官僚制としての日本陸軍 北岡伸一 筑摩書房
宣戦大詔謹解 樋口正徳編 朝日新聞社 沢潟久孝の清戦
大正デモクラシー期の政治思想 栄沢幸二 研文出版
近代日本の右翼思想 片山杜秀 講談社選書メチエ
蓑田胸喜の哲学 昭和前期の日本主義哲学 船山信一
「機動隊のみなさんは、手加減せずにぃブゥッ殺しちゃってくださぁーい。天罰つぅ~~」 by 町田マリー

最初の連載小説は、『今日新聞』の時代より
明治17年
高野長英論迷譚 仮名垣魯文
蔦楓赤縄柵 川上鼠辺
雪月花今様優染 歌川国峰
からである。
なお、原紙未発見は、『今日新聞』を含めて
明治19年5月12日~12月30日、
明治20年全紙
明治21年1月2日~8月30日
明治22年6月1日~12月30日
明治23年1月2日~12月30日
明治24年1月1日~20日、4月19日~12月30日
明治25年1月2日~5月2日、7月1日~9月30日
が未発見であり、どこからか発掘されることを祈るばかりである。
日本の歴史がなくなって仕舞うのと変わりないからだ。
当時の財界人たちは、一体何やってんだよ。
個人図書館を造って、決して消失しないように纏めて
何重にも保存システムを考案しておけば
失われる可能性は低かったのに。
世界最古の財閥を名乗る住友や三井も、
決して歴史文献に関しては、大口は叩けやしない。
悲しいかな財界人しかシステムは整えられないんだよ。
柏書房の復刻版も欲しいけれど、
関連書籍としては、以下当たりを閲覧のこと。
都新聞藝能資料集成 昭和編 上 矢野誠一著 白水社 2003
都新聞芸能資料集成 大正編 矢野誠一著 白水社 1991
忘れられた明治人-都新聞で読む百年前の東京- 都新聞愛読者会編著 柏書房 2002
連載小説一覧つき
年表:p505~533
人名索引
『総合ジャ-ナリズム研究』に連載された「都新聞史」は
ほぼ30年前の論攷なのに、ネットで読めないとは
少々せこすぎるのではないかな。
CiNii Articles - 都新聞史
http://ci.nii.ac.jp/search?q=%E9%83%BD%E6%96%B0%E8%81%9E%E5%8F%B2
デジタルアーカイブ - 新聞記事文庫 新聞別一覧:都新聞 1929年(昭和4)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/sinbun/snlist/2051929.html
柏書房-都新聞 明治補遺
http://www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?cmd=d&isbn=4-7601-1860-8&backlist=1
内容
浮き沈みの激しい新聞界にあって、 明治・大正・昭和の
三代にわたり独特の紙面で多くの読者に愛され親しまれ
た 『都新聞』 の誕生から終焉までを綴る。
著者は元都新聞文化部長・東京新聞編集局長。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002151448-00
http://opac.ndl.go.jp/recordid/000002151448/jpn
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/2239243.html
http://www.amazon.co.jp/dp/4820555553